全力を尽くす人に読んでもらいたい「ほぼ日刊イトイ新聞の本」
2010年03月21日
【ほぼ日刊イトイ新聞の本を読んで】
ほぼ日の本がある事は知っていたけど、購入するには至らなかった。お金を出してまで読まなくてもいいかな程度で考えているとろこで、YouTubeでほぼ日刊イトイ新聞の本を紹介している動画をみてしまった。この動画というのがプレゼンの練習を収録したもので、「1日100万アクセスの超人気ホームページ」「人は報酬がなくともタダで働く事がある」と、いったような内容が最後まで続いた。(その後、削除されてました。)
結局、動画を見終わり、それ以外にいい事もあるだろと、ややツッコミ気味で購入にいたった訳です。
ほぼ日の構想から立ち上げ、苦労話、ほぼ日を通してやり遂げたい事なんかが当時の様子をリアルに伝えてきて、一気に読み終えてしまった。でも、それよりもっと得るものがあった。それは糸井重里という人間とスタッフらが、読者から寄せられるメッセージに対し、真剣に向き合い、喜びや悲しみなどを共有しているという事だ。
それらは本文中にも幾度となく書き記されていいたんですが、特にほぼ日を代表する糸井さんの人間臭さが印象的だった箇所を引用してみます。
ある若い経営コンサルタントが書いたコラム「第13回By definition,「楽しい仕事」などない!その1」に寄せられた読者からのメッセージがきっかけとなり出てきた言葉で、こう書かれていたそうだ。
「連載を中止して下さい」「糸井重里様、あなたの意見も聞きません。どうせ『そんなに熱くなるなよ』的な意見しか期待できませんので」と、いった厳しい言葉で、そのメールに対し、糸井さんは厳しい言葉で返しています。
その他にも、ゲーム時間の設定というコラムに対し、乳がんを発祥し右胸の半分を失った女性や、同じ様に悩んでいた読者からのメッセージに対してはこんな言葉を返しています。
引用したこのふたつの事柄意外にも苦悩や葛藤を表した文がありましたが、特に人間臭さを感じた箇所を引用しました。お客様至上主義の世の中で喜びを口にする事はあっても、怒りを口にする事はまず出来ないでしょう。ですが、糸井さんはあえて本に書き記し出版している。
誰だって社会に出て働きだすとサービスを提供する側になり、働いていなくとも、容易く遊びや趣味を通じて情報を発信する側になりえます。お客様という存在や、それに似た存在が出来たとき、お客様至上主義だけでは人の心を掴む事は出来ないのかもしれないという事を、この本からは読めてとれました。
怒りに関しては反論や提案する事だったりするのかな。物書きでも、歌い手でも、喋り手でも奇麗で輝いているところだけを見せても、人を魅了し続ける事は難しいのかもしれないなぁ。悩んで苦しんだり、ストイックなところだったり、真剣に向き合ってる瞬間が見えたとき、人は強く惹かれたりするもんだなと感じるもんです。
何かを提供する側に立った人に、手に取ってもらいたいと思えた一冊でした。
▼ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)
ほぼ日の本がある事は知っていたけど、購入するには至らなかった。お金を出してまで読まなくてもいいかな程度で考えているとろこで、YouTubeでほぼ日刊イトイ新聞の本を紹介している動画をみてしまった。この動画というのがプレゼンの練習を収録したもので、「1日100万アクセスの超人気ホームページ」「人は報酬がなくともタダで働く事がある」と、いったような内容が最後まで続いた。(その後、削除されてました。)
結局、動画を見終わり、それ以外にいい事もあるだろと、ややツッコミ気味で購入にいたった訳です。
ほぼ日の構想から立ち上げ、苦労話、ほぼ日を通してやり遂げたい事なんかが当時の様子をリアルに伝えてきて、一気に読み終えてしまった。でも、それよりもっと得るものがあった。それは糸井重里という人間とスタッフらが、読者から寄せられるメッセージに対し、真剣に向き合い、喜びや悲しみなどを共有しているという事だ。
それらは本文中にも幾度となく書き記されていいたんですが、特にほぼ日を代表する糸井さんの人間臭さが印象的だった箇所を引用してみます。
ある若い経営コンサルタントが書いたコラム「第13回By definition,「楽しい仕事」などない!その1」に寄せられた読者からのメッセージがきっかけとなり出てきた言葉で、こう書かれていたそうだ。
「連載を中止して下さい」「糸井重里様、あなたの意見も聞きません。どうせ『そんなに熱くなるなよ』的な意見しか期待できませんので」と、いった厳しい言葉で、そのメールに対し、糸井さんは厳しい言葉で返しています。
「僕はそんなに優し人間ではない。そんな人はもう二度と来ないでくれれば、それでいいだけなのだ。」
働くということ(P188)
その他にも、ゲーム時間の設定というコラムに対し、乳がんを発祥し右胸の半分を失った女性や、同じ様に悩んでいた読者からのメッセージに対してはこんな言葉を返しています。
『ほぼ日』を心の受け皿にしてくれている読者がいる。誰かに何かを伝えたいと思ったときに、『ほぼ日』を思い出してくれる人が、たくさんいる。こういうことで、マジメになりすぎちゃいけないと思う。マジメはよいが、マジメになりすぎるのはよくない。マジメでない人を責めたくなったりするからだ。
区切られた時間(P241)
引用したこのふたつの事柄意外にも苦悩や葛藤を表した文がありましたが、特に人間臭さを感じた箇所を引用しました。お客様至上主義の世の中で喜びを口にする事はあっても、怒りを口にする事はまず出来ないでしょう。ですが、糸井さんはあえて本に書き記し出版している。
誰だって社会に出て働きだすとサービスを提供する側になり、働いていなくとも、容易く遊びや趣味を通じて情報を発信する側になりえます。お客様という存在や、それに似た存在が出来たとき、お客様至上主義だけでは人の心を掴む事は出来ないのかもしれないという事を、この本からは読めてとれました。
怒りに関しては反論や提案する事だったりするのかな。物書きでも、歌い手でも、喋り手でも奇麗で輝いているところだけを見せても、人を魅了し続ける事は難しいのかもしれないなぁ。悩んで苦しんだり、ストイックなところだったり、真剣に向き合ってる瞬間が見えたとき、人は強く惹かれたりするもんだなと感じるもんです。
何かを提供する側に立った人に、手に取ってもらいたいと思えた一冊でした。
▼ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)





『











